行動・心理症状が緩和される!?介護する人は話を聴こう

行動・心理症状には理由がある!

行動・心理症状が現れるのは、その根底に認知機能障害があるためですが、そのうえで、生活環境やその変化、あるいは介護する人の対応の仕方によって、症状が現れなかったり、現れ方が違ってきたりするんですよね。たとえば、悪いところがないにもかかわらず体の不調を何度も訴える症状は、不安を抱えているときに起こりやすい症状なんですね。また、介護をしてくれる配偶者が浮気をしていると思いこむ「妄想」の症状は、頼りにしている配偶者の姿が見えなくなることで、「自分は捨てられるのではないか」などの強い不安が高じて起こることがあるんですよ。

介護者は本人の話を否定しない!

認知症の人は、財布をどこにしまったのかを忘れてしまうことがありますよね。たいていは思いがけない場所に自分でしまっていたりしますが、それを忘れてしまうために自分の行動を思い返すことができず、捜しているうちに身近な介護者のせいだと思いこむようになるんですね。これが「盗られたに違いない」と思い込む「妄想」なんですよね。本人の話を否定したり理屈で説得しようとすると、さらに妄想や興奮が激しくなることもあるんですよ。まずは妄想の対象になっていないほかの家族が、「お茶を飲みませんか」などと声をかけてみれば、財布を探していることから気をそらすことができるかもしれませんね。

まずは話を聴くように!

認知症になると、自分の行動を振り返ったり、自分のどこが悪いかということを客観的には理解することが難しくなりますよね。介護者は、まずは本人の言うことを否定も肯定もせず、本人の気持ちに共感するような言葉がけをしながら、丁寧に話を聴く姿勢を持つようにしたいものですね。そうすることで、行動・心理症状が緩和されたり、症状が現れなかったりすることもあるんですよ。盗んだと疑われた介護者は、行き場のない憤りを感じるかもしれませんが、症状を悪化させないためにも、まずは本人の訴えにじっくりと耳を傾けることを最優先にしましょう。

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